鈴木善幸 - Wikipedia: "鈴木 善幸(すずき ぜんこう、1911年(明治44年)1月11日 - 2004年(平成16年)7月19日)は、日本の政治家。位階は正二位。勲等は大勲位。
郵政大臣、内閣官房長官、厚生大臣、農林大臣、自由民主党総裁(第10代)、内閣総理大臣(第70代)を歴任した。 明治生まれとしては最後の内閣総理大臣である。"
影が薄い総理大臣で、外交問題でも「大失言」をやらかすし、評判はパッとしなかった。しかし、とても真面目な政治家だったようだ。
鈴木善幸総理の秘書官だった人(誰か忘れた、大蔵省OB)が書いているが、鈴木善幸の国会答弁は「原稿棒読み」と批判されたが、鈴木ほど官僚の書いた答弁案に手を入れる総理はいなかったのだそうだ。だから秘書官は国会が始まると毎晩徹夜徹夜でたいへんだったらしい。その自分で何度も書き直した原稿を国会で「棒読み」したとのこと。
マスコミに馬鹿にされて悔しくないですかと秘書官が問うに、鈴木は、総理大臣の答弁は以後の国会審議のベースとなる重要なものだから「棒読み」がいい、世間をうならせる演説を即興でする人もいるが、後で議事録を読んでみるとまるで内容がないのが通例だ、「棒読み」に限ると答えたそうな。
人は見かけではわからないものである。
2 件のコメント:
尾崎護氏ですな。
私も日経の夕刊で読みました。
尾崎氏も鈴木首相と同じく影は薄いけど、非常に真面目な事務次官でした。
にねさん、どうもありがとうございました。そう尾崎護氏でした。
尾崎護 - Wikipedia: "同期に、角谷正彦(国税庁長官)、長富祐一郎(関税局長、大平総理首席補佐官)、新藤恒男(西日本シティ銀行頭取)、冨金原俊二(経企次官)、安原正(環境次官)、村本久夫(中央三井信託銀行会長)、関要(日本証券業協会副会長)、柿澤弘治(外務大臣)、大野功統(防衛庁長官)など。"
同期にはアクが強いのがいっぱいですね。日経の連載は、真面目な書きぶりで共感を覚えました。
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